コサックの自然採取生活

自然が好きで見たり採取したりしています。いろいろ自作して遊んでいます。

フェモラータオオモモブトハムシを求めて

 

お久しぶりです。

 

近年三重県の松坂市で繁殖しているフェモラータオオモモブトハムシを探してみました。

(長いので以下フェモハムとします。)

 

フェモハムは2006年にペットが逃げたものが松坂で確認され繁殖したいたみたいです。

 

成虫は宝石のような綺麗なハムシです。

 

クズに卵を産みつけゴール(ムシコブ)を作ります。

クズは豆科なので農作物に被害が及ぶ可能性が問題視されています。

 

去年松坂でフェモハムを食べる会に参加しましたが、愛知県でも繁殖しているみたいなので愛知県で探してみました。

 

目撃情報をもとにグーグルマップで大体の目星をつけその場所に行ってみました。

なかなか見つかりませんでしたが探すこと30分ついに見つけました。

 

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写真のように高いところによくありました。

河川敷なので増水対策かと思います。


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このようなムシコブの中にいます。

1つ見つけると目も慣れてきてどんどん見つかります。


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1つのムシコブに複数のフェモハムがいます。

 

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沢山取れるのでまとめて剥いていきます。


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どんどん溜まっていきます。

取れて嬉しい反面外来種だしと複雑な気持ちになります。


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捕まえたものは茹でていきます。

2時間程で愛知で捕まえたものは81匹でした。

探せばもっといると思います。

根絶は難しそうです。


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さっそく捕まえたフェモハムは燻製にして食べてみました。

チーズとミックスナッツもついでに燻しました。


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15分熱燻で綺麗に燻せました。

フェモハムの見た目はほとんど変わっていません。

 

味ですが、燻製する前はピスタチオのような豆の味と若干のえぐみがあり、個人的に皮が気になります。

 

燻製したものは食感は変わりませんが燻香がえぐみをかき消してサツマイモのような味わいに変わりました。こちらの方が美味しいです。

 

フェモハムは冷蔵保存すると香りが杏仁豆腐の香りに変わります。

4日後に食べてみると杏仁の香りがしました。

 

今後フェモハム杏仁料理もやってみたいと思います。